勝間和代さんセミナー報告

今日は、日本橋勝間和代さんのセミナーに行ってきました。
タイトルは、「ビジネス思考力養成セミナー」で、内容的には、MECE、ロジックツリーを通してフレームワークを理解し、それを元に、「データの収集方法」、「データの分析方法」、「導いた結論のプレゼン方法」を2時間に渡ってやりました。

今日のは初心者向けでしたので、これだけで何かなるわけではありませんね。内容も、今まで勝間さんが推薦した図書をきっちり読んでいれば、「どっかに書いてあった内容」ですしね。なにせ、2時間で60ページの資料ですから、「駆け足でとりあえず終わらせた」と言う印象が強いです。

今回の費用は22,000円で、正直な感想は、「内容の割りには高い!」です。
そもそも、ナマ勝間さんを見に行くのが目的だったので、満足はしているんですが、2時間でこの値段は他と比較すると高いと思います。

セミナーの満足度というのは、

1) 有名講師がやる事による満足
2) 今持っている問題を解決させる為の目鱗が提示される事による満足
3) 家に帰ってからも使える資料を手に入れる事による満足
4) 本来のアジェンダをスコープ、レベル共に超える事による満足
5) 受講者が満腹感を持つ事による満足

で評価されるのではないかと思っています。
今回は1)が目的で、2)、3)、5)は結構期待し、4)は、「多分事前に自分が決めた線路に則った流れになるだろう」と考え、最初からあまり期待していなかったのですが、やっぱりその通りでした。

今回低評価だったのは、期待した2)、3)、5)でどれも、「期待値を超える何か」が無かったところです。
決して悪くはなかったんですが、もうひと仕掛け欲しかったですね。具体的には、時間を倍にするとか、家に帰ってから手を動かしてレビュー出来るような資料にするとか(情報収集手法については、もっと色々髪で説明しても良かったと思うんですが・・・)そう言った工夫が必要でしょう。

ものすごくしっかり設計をしているプログラムだったので、途中で脱線するなんて(勝間さんの性格的にも)あり得ないんでしょうが、決まり切った流れを淡々とやるだけだと思われてしまうと、心には響きにくいですね。

「ここだけの話なんだけど」って流れで、アドリブで裏ネタを話すなんてのは実は共感覚を生みやすい(それが満足度につながる)んですがねぇ・・・

ってここまで書いて、上記で上げた1)から5)は全然MECEになっていない事に気がつきました(笑)

あまりセミナー慣れをしていないようでしたので、これからもっとうまくなると思いますから、そこに期待ですね。
今日はナマ勝間さんを見たと言うだけで良しとしましょう。(パンダを見に行った時の感覚に近いですかね)