暇な事は良い事か?

母と話をしていてゾッとした事があります。
それは何かというと、近所に公務員を定年退職した人がいるんですね。多分定年してから5年くらいは経つんでしょう。ですから体も普通に動きますし、頭の方も認知症になっているわけではない、ごく普通の方です。

ところが母の話では、その人は定年後やる事が全くなくて、日がなゴロゴロしながらテレビを見る毎日だそうです。近所で会えば、

「やることなくて暇なんですよ」

って言うのが挨拶の言葉になってるんですね・・・

趣味も無い、遊びにも関心がない、勉強もしない、旅行もしない、なんにもしない状態で、

「ただ毎日だけが過ぎてゆく人生」

ぎゃ〜、って感じがしませんか?
そんなの気が狂う人生ですね。

「それって何かの罰ゲームですか?」

って気がしました。

でも、一般の人が言う、「極楽浄土」ってそれに近いイメージじゃありませんか?

それだったら、「地獄」の方がよっぽど良いなぁって思いました。

有給休暇を取り始めてから、そろそろひと月ですが、おかげさまで毎日やる事がたくさんあって、

「やろうとしていた予定が、もしかしたら消化出来ないかも・・・」

って感じにもなっていて、この方とは全く違うんですが、

「やるべき事が毎日ある人生」

と言うのは、とってもありがたい事なんだなぁってしみじみ思いました。