それにしてもひどい日本語だなぁ・・・

「・・・1年をモクトに」
「ヒトミを凝らす」


なんですか、これ?

昨日の麻生総理の所信表明演説での一幕です。

モクトの漢字は、「目途」で、もちろんふりがなを付けると、「メド」ですな。

「ヒトミを凝らす」って、確かに漢字は、「瞳」だったのかも知れませんが、普通は、「メ」を凝らすって読みませんかねぇ?(笑)


読みが分からなくても、人間の生物としての機能を知っていれば、「ヒトミ」とは読めないはずなんですよねぇ。

「凝らす」と言うのは、「肩が凝る」の「こる」と言う意味です。
凝るのは筋肉であって、瞳のような細胞ではないわけですよ。
「メ」と言う、瞳や眼球、それに付随する筋肉全体と言う、大枠の意味での、「メ」が凝るほど、凝視すると言う事を、「目を凝らして見る」と言うわけですね。

こういう人には、白川静先生の、「漢字の世界」でも財界が寄贈して再教育してもらうのが良いと思いますよ。

その昔、「窮鼠猫を噛む」を、「キュウチュウネコヲカム」
     
と国会で発音した、アホな政治家がいましたが、知能指数レベルで言えば、それと同じくらいの小学生並みのエピソードになりそうです。(失礼、偏差値70クラスの私立中学を受験しようとしている小学生は、この程度の漢字は正しく読めますね)