核兵器の廃絶について

今日は全然違うネタを用意していたんですが、NHKのニュースでオバマ大統領が核兵器の廃絶を決意したと言うニュースを報道していたので、そっちのテーマで話をしたいなぁと思います。

正直な感想を言えば、「すごいぞ!良くそこまで言った」って思うわけですが、この「すごい」の部分が問題なんですね。

どうスゴイのかと言えば、


  ● これだけ軍産複合体がいる中でよく言えたね


と言う意味でもありますし、


  ● 暗殺される覚悟があるの?


と言う意味でもあります。

ご存知のように、アメリカは世界一の軍需国家なわけですよ。人によって、そして統計によって差はあるんですが、GDPで30%は軍関係だと言われているんですね。

これは何も、ミサイルや爆弾を作っていると言うだけではなく、コカコーラなんかも、「軍関係」にマップされるんですね。
だって兵士がいれば、彼らのためのコカコーラの供給をしないといけないわけですから。こういうのを全て併せて、「軍産複合体」と言うんですね。決して、軍需産業だけに限定されるわけではないんですね。

そう言った、国の基幹産業をあのスピーチは全否定するに等しい事を行ったと言うところが、私の言う「スゴイ」に繋がるわけです。

こういう裏関係があるから、歴代の大統領は注意深くコメントしないようにしてきたわけです。

どこまで彼が本気なのか分かりませんが、あのスピーチはアメリカの歴史を変える可能性があります(彼が暗殺されなければ、と言う前提がつきますが)

これからも彼の発言と、その後の行動についてはウォッチしていこうと思います。