面白い本を見つけました

国際関係は、ずいぶん長い間私のテーマで、メールマガジンでも、「田中宇さん」のモノなどはずいぶん昔からウォッチしているんですが、そこにあらたにとんでもない人が加わりました。

この著者である、北野さんは、「このままでは日本は中国の属国になってしまう」と警鐘を鳴らしていて、そうならないためにも、

  ● 法人税を含む大減税の実施

  ● 移民の受け入れの撤回

  ● 食料とエネルギー自給率の向上

  ● 暗記による基礎学力の向上を教育施策にする


と言った、きわめて具体的で、わかりやすい対応策を提示しています。

彼の論の優れたところは、全てが国際社会の歴史を検証し、過去の覇権国家がたどった道から、どのようなLessons Learned (過去から学ぶもの)があるのかを考察した結果であると言うところです。

「外交とはお金稼ぎと、安全の確保である」と端的に喝破するところにも、著者の洞察力の鋭さが見え隠れしています。

ビジネス書を読んで現世利益を獲得する事も重要なんですが、このような我々が置かれている環境を土台に盛り込まずに、近視眼的なスキルアップをしても最終的な幸せには結びつかないだろうと思っていた矢先に、私の長年のモヤモヤをすっきり解消させてくれる論を述べている本に出会えた事はうれしいかぎりです。

とっても読みやすく、平易な文章で書かれているため、2冊読んでも1日で読了出来る内容ですので(でもとっても濃い内容ですが)、是非読んでみて下さい。